#065 大国主義と小国主義

国を建設するにあたっては、大国主義でいくか、小国主義でいくかをはっきり決め、それぞれに適応する方策を取る必要がある。

 

ローマのような大帝国を建設しようと思ったら、外人を移住させて人口を増大させ、この全てに軍事訓練に施し、政治に参与することを認めなければならない。

 

この場合

 

外来人が勢力を得て手に負えなくなることのあるのを予想し、予め適切な対策(法律、制度、組織など)を講じておくことが大切。

 

小国主義をとる場合

 

周囲の情勢上、領土を拡大しなければならない羽目に追い込まれることがあり、小さく固まって無事泰平を楽しんでいると、怠惰の風潮が生まれて、ともに国を危うくする恐れがある。

 

大国主義と小国主義にはそれぞれ利害があり、それかといって中間を探ることはできない。

 

会社を設立する場合も同じことが言える。

 

上場を目指すのか、目指さないのか、労働集約型でいくか、知識集約型でいくかで変わってくる。

 

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