#204 コミュニケーションタイプのリーダーシップ

〜コミュニケーションタイプのリーダーシップ〜

 

・「コミュニケーション」の資質に優れている人は、自分の考えを言葉で表現することができる。

 

この人は、話すことがうまく、プレゼンテーターを務めることが上手である。

 

 

(信頼を築くリーダーシップ)

 

・人をその気にさせたり、操ったりするのに言葉を巧みに利用することができる。

 

・認め合う関係を築くのが得意。皆が真価を認め合えるよう手を貸す。他の人たちの得意なことや才能を「宣伝」してあげるのも良い。

 

相手が目の前にいてもいなくても、その人について話す内容を変えてはいけない。言葉に一貫していて信用できるものであれば、この人の誠実さは伝わり、築いた信頼を決定的なものにする。

 

 

(思いやりを示すリーダーシップ)

 

人の心のうちを的確に捉え、それを言葉にする力がある。相手がうまく言い表せないことも、上手に表現できる。そんなこの人に自然と惹きつけられる。

 

 

(安定をもたらすリーダーシップ)

 

・人の成功を言葉にして、それを本人に、できれば書面にして返す。この人は、賞賛やフィードバック、相手を安心させるぴったりの言葉を見つけることが得意。その才能を活かす。誰しも自分の達成したことに積極的な支持が得られると、安心して仕事ができる。

 

代弁者になるだけではなく、グループのサクセス・ストーリーを集める。集めた功績をもとにグループのブランドを作る。この強固な基盤がグループの自信を強めることになる。

 

 

(希望を生み出すリーダーシップ)

 

・企業では、コミュニケーションを「まとめ役」を買って出る。

 

・この人の言葉は、個人やグループに対する印象や期待に影響を及ぼす。

 

この人の言葉には人を導く力がある。どんな方向に導きたいかを考え、上手に言葉を選ぶ。選んだその言葉が思った以上に長い間、相手を励まし続けることになるかもしれない。

 

 

(このタイプの人を率いるには)

 

・この人には、企業内の伝説や面白い逸話をできるだけ多く仕入れるように言い、それを同僚に話す機会を多く与える。社風を浸透させ、また、徹底させる役割を果たしてくれる。

 

 

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう