#206 自我タイプのリーダーシップ

〜自我タイプのリーダーシップ〜

 

・「自我」の資質に優れた人には、他人の目にとても重要な人間として映りたいという願望がある。

 

この人は、独立心が強く、認められることを望んでいる。

 

 

(信頼を築くリーダーシップ)

 

大きな目標を達成したい、という願望を周りの人たちと共有する。自分はどんなことだとやる気が起きるのかを素直に話し、周りの人たちにも同じことも聞いてみるといい。信頼関係とはそのような行動から生まれるもの。

 

・この人が世界に及ぼす影響は、もっぱらこの人をリーダーと信じる人たちの数によって決まる。人前でも、人前でなくても、常に自分に正直でいる。そうすれば、この人が信頼のおける人物であることが周囲に伝わる。

 

 

(思いやりを示すリーダーシップ)

 

この人は他の人たちよりも目標を高くせっていする傾向があるが、その目標に至るまでの長く険しい道のりでは、達成したことを節目ごとに評価して、周りを褒め、互いの努力に報いるように心がける。このパートナーシップがうまくいけば、この先もその人たちとずっと一緒にやっていくことができる。

 

・自分を支持してくれる大切な人たちに賞賛、評価、肯定してもらうと、さらに高い目標へと駆り立てられる。彼らに認めてもらうことの大切さ、彼らがこの人のやる気と人生にどれほど貢献してくれているかを分かってもらうことが肝要である。

 

 

(安定をもたらすリーダーシップ)

 

重要なのは、後々まで続く影響。その時だけでなく、その後も変化を与え続けるものを確立したいと思っている。その願望を他の人たちと共有する。

 

 

(希望を生み出すリーダーシップ)

 

自分が実現することの重みと、それが現在と未来に与える意味について考える。自分の遺産について考えるよう、他の人たちを促す。

 

 

(このタイプの人を率いるには)

 

・この人は、誰もが納得する形で注目される立場に置くといい。そうすることで、この人が自分からそういう立場に立とうとして、周りと不協和音を奏でることを防げる。

 

・この人には、信頼でき、生産力があり、専門職に就いている人たちとか変わる仕事が向いている。最も優秀な人たちと共に働ける環境。それがこの人の望みである。

 

・この人には人から認められることが何にも勝るほうびとなる。そのため、相応に認められないと、自尊心がひどく傷つけられたと思う。

 

 

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

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