#215 責任感タイプのリーダーシップ
〜責任感タイプのリーダーシップ〜
・「責任感」の資質に優れた人は、自分がやると言ったことはどんなことでもやり遂げよう、という強い気持ちを持っている。
・この人は、誠実さや忠誠のような普遍的な価値を持っている。
(信頼を築くリーダーシップ)
・この人は皆の道徳的良心である。人や企業が不正なことに関わると、頭の中の警報器が鳴り響き、その問題を提起せずにはいられなくなる。そんな時には、まず情報源に当たり、質問をして事実と動機を確認する。
・強い道徳心と誠実さを備えた人たちを評価し、認めることはとても重要である。
(思いやりを示すリーダーシップ)
・この人は他の人たち、とりわけ最も大切な思う人たちに責任を感じずにはいられない。そういう人たちとは頻繁に連絡をとる。彼らはどうしているか、どうやったら力になれるか、できれば毎日思いやりを示し、彼らの生活を気遣うといい。
・この人の犯した過ちで誰かに迷惑をかけてしまったら、出来るだけ早くその人のところへ行き、間違いを正す努力をする。
(安定をもたらすリーダーシップ)
・この人の責任感は、周りの人たちを自ずと安心させる。一人で全ての責任を背負い込まずに、それを共有して、チームメンバー一人一人がグループの安定に貢献できるようにする。
・この人は奉仕することが大好きなリーダである。この奉仕精神は、顧客やメンバー、後援者たちに向けてはことさらよく発揮される。部下たちに対して発揮される時には見過ごされがち。
(希望を生み出すリーダーシップ)
・この人は、関わっている全てのプロジェクトに責任を持って臨む。他の人たちにも同じように臨むことを勧めて、責任を共有する。
・どんなこともやり遂げようという強い気持ちは、選択することによって生まれる。責任を割り当てるよりも、責任を持つ対象を選ばせることによって引き出される。
(このタイプの人を率いる)
・この人がチームで仕事をする時に責任感に欠ける人がチーム内にいるようなら、その人とはできる限り接しなくてもいいように配慮したほうがいい。
・この人は自主性に富んでいるので、常に指図をしなくても確実に仕事をやり遂げる能力を持っている。
・この人は完璧なまでの道徳感覚が要求される業務に最適の人物であり、この人を失望させることはない。
・この人は一旦引き受けた仕事は、よほどのことがない限りやり遂げる。
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
- 作者: トム・ラス,バリー・コンチー,田口俊樹,加藤万里子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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