#218 着想タイプのリーダーシップ

〜着想タイプのリーダーシップ〜

 

・「着想」の資質に優れた人は、ひらめきに魅力を感じる。

 

この人は、見た目には共通のない現象に繋がりを見つける事ができる。

 

 

(信頼を築くリーダーシップ)

 

なぜこの人は常に新しいものを追求するのか。その理由が周りにも分かっていれば、この人ならきっと正しい選択をするはずだと信用されている。そのため、「なぜ」そうするのかを説明する。

 

・物事をシンプルにする。この人のその実現性、ほかと異なる考えに混乱する人もいる。この人には物事の成り立ちを簡潔に考える事ができる。それを周囲にも分かるようにはっきりと示す。

 

 

(思いやりを示すには)

 

人はこの人の独創的なイマジネーションと新しいアイデアへの飽くなき探求を高く評価している。その探求の旅に誘う。発想と可能性への希望を共有すれば、たとえ分野やアプローチは異なっても、充実した人間関係を築く事ができる。

 

・実践的な人たち、この人のアイデアを現実的なものにして実現する人たち、と仕事をするといい。創造的な刺激を与え、夢を形にするのを手伝う事ができる。

 

 

(安定をもたらすリーダーシップ)

 

・常に慣習から脱却して、新しい角度から物事を見ようとするのは、今あるものを壊そうとしているのではなく、むしろ、よくしようとしているということを言葉で表すといい。

 

新しいものを追求することのロジックを理解できるように手を貸し、周りへの報告を常に怠らないようにする。

 

 

(希望を生み出すリーダーシップ)

 

・この人は、研究開発に携わる人たちとうまくやっていく事ができる。社内の明確なビジョンを持った人や夢想家たちの考え方を高く評価している。

 

着想について話す事が好きな異なるバックグラウンドを持つ人たちを見つけ、互いに支え合い、満足できる関係を築く事ができる。馴染みのない分野の知識と夢にやる気を駆り立てられるはず。視野の広い考えの欲求を互いに満たし合う。

 

 

(このタイプの人を率いるには)

 

・この人は独創的な発想を持っている。そのため、そうした発想が評価される部署に配属するべき。

 

・この人には、最も大切な顧客たちと共有できるような有益なアイデア、見識を思いつくように促す。

 

・この人は物事に一貫性がないと納得しない。そのため、決定を下す時には時間を割いてでも、一つ一つの決定が共通の理論や概念から生まれていることを説明すること。

 

・個々の決定がそれらを超える概念にそぐわない時、これは例外であるとか、一つの実験であるとか、必ず説明をしておくといい。説明がないと、企業が支離滅裂状態に陥っているのではないかと心配し始めるのがこの人の性格である。

 

 

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

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