#135 サラリーマンはゼロを知らない
基本的にサラリーマン組織であれば、自分が行う事業のインフラはすでに整っているため、それを当たり前に感じている人が多い。そのため、起業の最初につまずく人が結構いる。
「まったくゼロから新しいものを創出する」ことを経験していないのが、サラリーマンである。
よく「新規事業を立ち上げたことがある」を経験上で語る人がいるが
これは、会社に守られ、ヒト・モノ・カネというすでに存在する会社の資産と、会社がこれまでに積み上げた信用やネットワークを土台にしてのもの。
土台が何もないところからビジネスプランを練ることができない。
ビジネスプランを練るということは、自分でお金を用意し、不動産を借りて会社を登記し、売上が立っていないのに将来のプランだけで、銀行と交渉してお金を借り、全く実績もない状態で営業をし、販売ルートを作り、外部に発注し、人を雇い、製品やサービスを完成させ、販売を開始していくこと。
サラリーマンで起業をする場合は、ビジネスプランを練ることができるかどうかをまず把握することが重要である。