2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

#131 株式会社の仕組みについて

株式会社は、世の中に散らばっている少しずつのお金を集めて大規模な事業を行うことを可能にするものである。 会社に対する所有権を株式という形で細かく分ける仕組み。 株券という紙を株式の証明書として使って、株券を持っている人を株主と判断する。 この…

#130 発生主義について(会計)

取引は、その取引が発生したときに記録されるもの。 取引は、その取引によって会社のお金が増減する可能性が、十分高くなった時に記録する。 これを発生主義という。 会計は、情報の信頼性が求められているため、あまりに不確実な取引は計上してはならない。…

#129 実現主義について(会計)

会社にとって利益があまり早く形状されてしまうのは、望ましいことではない。 会社は利益が増えるのはいいことだが、儲かったらその分、株主が多くの配当を要求するため会社のお金が減ってしまう。 収益に関して、費用よりも少し遅らせてもっと確実性が高ま…

#128 共同体化の恐ろしさ

本来、軍隊は国防戦闘を目的とする機能組織である。 帝國陸海軍の場合、専門教育を受けた高級将校が登場するに従って、職業軍人の共同体化が始まった。 それにより、帝国陸海軍は閉鎖社会になり、機能強化よりも内部調整に重点を置くようになった。 組織の機…

#127 マネーの掟

産業の時代から情報へ入ったことで経済的自由は学校、仕事、安定という古いサイクルに閉じ込められた時代遅れのステレオタイプを脱却し、個人ビジネスを始めのうちは安定した職業を辞めずに行うことによって得られる。 学校教育では、私たちは良き労働者とな…

#126 データ主義、統計主義の必要性が増している

なぜデータ、統計の必要性が増しているのか? それは インターネットから集められるデータ量が、以前とは比べ物にならないほど膨大になっているということ。 得ることのできるデータ量が増えれば当然、ビジネス的な判断や意思決定に与える影響も大きくなって…

#125 大物はある日、ふと小物に変身する

国の創立、改革派独裁的に、維持は民主的になるべき。 建国や根本的改革というような大事業は、公の役に立つことを念願して私利私欲なく、祖国第一に考えて自分の子孫のことを顧みず、思慮深く積極的な人物に絶対な権力を持たせて仕事を強行させねば成功しな…

#124 君主よりも人民の方が賢明

法律は良く守られている場合には、君主にも人民にも不都合はないが、法律が良く守られていない場合は問題である。 一般に、君主は法律を無視して気ままに振る舞える立場にあり、人民に比べるとはるかに恩義を裏切りやすく、気まぐれになり、無思慮に陥りやす…

#123 政治力が必要である

ケネディ大統領は、自分に足りない部分の脳を外部に求め、それが見事に機能した。 一定以上の能力があっても、このような外部の脳を求めることができないと大成しない。 ある人物のことを考えるとき、リーダー個人の力を比較しても、周りを含めた力を分析し…

#122 営業所にやる気を与える方法

〜営業所にやる気を与える方法〜 ○所長と部下の信頼関係を作る ・部下の意見に耳を傾ける ・部下の言い分に、共感する ・日報に必ずコメントを入れる ○部下のやりがい、成長意欲を引き出す ・会議の進行役など部下に役割を与える ・期初に個人の行動目標を立…

#121 組織の衰退 第二段階

〜組織の衰退 第二段階〜 ○持続可能な成長の追求と、大きさと偉大さの混同 成功を収めるとさらなる成長を求める圧力が生まれ、期待の悪循環が始まる。 この結果、人々も企業文化もシステムも極限に追い込まれる。 卓越した短期的業績を常に達成することがで…

#120 組織の衰退 第一段階

組織の衰退は、段階的な病のようなもの。 癌と同じく、初期の段階には発見するのが難しいが、治療するのは優しい。後期の段階には発見するのは簡単だが、治療は難しい。 組織は外部から見れば強力だと思っていても、内部では病が進行していて、急速な衰退に…

#119 上り坂下り坂の経営陣

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 作者: ジム・コリンズ,山岡洋一 出版社/メーカー: 日経BP 発売日: 2001/12/18 メディア: 単行本 購入: 24人 クリック: 210回 この商品を含むブログ (188件) を見る ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階 作者: …

#118 人事は人で業績を上げる部署

人事部門にはリーダーシップが求められる。 そのスタイルは、奉仕型リーダーシップがふさわしい。 人事の制度や仕組みを通じて、ひとりひとりの社員がよりよい働き方ができるようなサービス機能を果たせているかどうかが大切な問いである。 人事の究極の目標…

#117 組織モデルの種類

〜組織モデルの種類〜 レッド型組織(衝動型) 最古の組織モデルである。 現代では、ギャングやマフィア、一部のスラム街などで確認することができる。 思考パターンは非常にシンプルであり、 「自分が全ての自己中心的思考」 である。 そのため、この組織の…

#116 スターバックスがブランドになれた理由

スターバックスは、ミッションを守り続けることで、高いブランドイメージを築き上げることに成功した。 成功するには、ブランドイメージを築き上げることが重要である。 セルフ・ブランディングでは人を惹きつけられない。 セルフ・ブランディングは、「どう…

#115 ルールの答え合わせは莫大なロスタイムである

解釈がずれた状態でコミュニケーションをとると、莫大なロスタイムが発生する。 それぞれのルールの答え合わせに余計な時間を費やしてしまう。 例えば、「甲子園に行く」という場合 ある人は、甲子園に行く=阪神甲子園球場に行くことだと思い、別の人は、甲…

#114 未来の方向性を決める3つのベクトル

〜未来の方向性を決める3つのベクトル〜 ①お金(経済) 地球上のほぼ全ての人は市場経済の影響から逃れられない。 現状、経済=お金である。 経済の構造は弱肉強食が大前提であり、より強く大きいものがより弱く小さいものから奪うという構造になっている。 …

#113 慣れ親しんだ過去を終わらせる

変革というのは、慣れ親しんだ過去を終わらせることから始まる。 〜変化を実現する上での3段階〜 ①解凍 今までの思考様式や行動様式を変えなければいけないということを自覚して、変化のために準備を整える段階。 「なぜ今までのやり方ではいけないのか」「…

#112 ニュータイプの人間とは

20世紀の後半から21世紀の初頭にかけて、従順で論理的で勤勉で責任感の強い人材が高く評価されてきた。 しかし、これらの人材は「オールドタイプ」として急速に価値を失っていく。 今後は、 自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材である「ニュータ…

#111 PEST分析で社会全体を分析する(集客)

マクロ的な外的要因には4つある。 ①政治的環境要因 ②経済的環境要因 ③社会的環境要因 ④技術的環境要因 こういう外的要因を列挙し、会社に与える影響を書き出していく。 現在と将来、外的要因によって自社にどのような影響を与えるか。 PEST分析では、自社を…

#110 ファイブフォース分析でミクロ分析する(集客)

社会的要因は、そのまま業界全体に影響を及ぼす。 〜ファイブフォース分析の5つの項目〜 ①買い手の交渉力 ②供給企業の交渉力 ③新規参入業者 ④代替品の脅威 ⑤競争関係 ①買い手の交渉力 商品の買い手は自分に対してどれほどの交渉力を持っているかを考える。 …

#109 最適な解よりも満足できる解

世の中の市場には、「高すぎる価格」や「低すぎる価格」を調整させる圧力が働く。 この圧力は「神の見えざる手」がかける。 主体的に最適解を求めるための技術である論理思考が猛威を振るう時代において、成り行きに決めてもらおうとすることが、思考の放棄…

#108 心理的安全に支障をきたす原因

〜心理的安全に支障をきたす原因〜 ①無知だと思われる不安 このような不安が蔓延した環境だと、発言や行動が起こりにくくなってしまう。 これを防ぐためには、率直質問機会を提供するのが有効である。 こうした不安を感じてしまうのは、イマイチな質問をする…

#107 気合いで人は動かない

チームを動かすには、メンバーのエンゲージメントを高める方程式を埋め込むことが大切である。 〜エンゲージメントを高めるための4P〜 ①理念、方針 ②活動、成長 ③人材、風土 ④待遇、特権 エンゲージメント=報酬、目標の魅力(やりたい)×達成可能性(やれる…

#106 組織の文化

かつて部族のカルチャーが部族内の成員に対して価値や行動規範となるようなトーテムやタブーを持っていた。 それと同じように、組織にも文化が形成され、それが直接あるいは間接に組織の成員のモノの見方や行動を規定する。 組織が新たな環境変化に直面した…

#105 会社の役職

〜会社の役職〜 ○会長 一般的に取締役会の長であり、社長よりも上位の経営責任者。 日本では社長職を退いた人がなる場合が多い。 ○副会長 会長が社外的な業務を担ったり、経営戦略を練ったりする会社では会長職を複数置く場合がある。 会長職の中で序列をつ…

#104 お金をかける場所(事業拡大)

事業が拡大すると、これまでに必要なかったように業務が増える。 そんな時、ついつい人件費を増やしがち。 人を増やしても、基本的には人数に比例して処理能力が増えるだけの労働集約型になってしまう。 下手をすると 人数を増やしても教育が追いつかずに、…

#103 メモによって鍛えられるスキル

メモによって鍛えられるスキル ①アイデアを生み出せるようになる=知的生産性の向上 ②情報を素通りしなくなる=情報獲得の伝導率向上 頭で思っている以上に、人は怖いくらいに情報を素通りしている。 例えば、5分の間に自分が大切な情報を相手に3つ話したと…

#102 メモは第二の脳である

メモは第二の脳である。 メモしたことを何度も見返すことで、その想いは本物へと成長し、そうして強くなった願いは、心の中にへばりついて離れなくなる。 現代に強い人材は「想いの強い人」である。 強力な軸を持った人間的な人が強く前に進んでいく。 メモ…