#070 ズルい人とは

ズルい人は、少ない時間や労力で大きな結果を出している人のことである。

 

真面目な人や根性主義の人は、仕事の成果というものを、付加価値で試算されるものとして捉えるのではなく、ひたすらインプットを最大化すれば、アウトプットもそれに比例して最大化されるはずだと思い込んでしまっている。

 

ズルい考え方は、技術であり習慣である。

 

 

〜ズルい考え方〜

 

①自分の強み、弱みについての正しい自己分析力

 

強い分野であれば、弱い分野の何倍もの生産性と精神力を発揮することができる。

 

そこに集中して専門特化しておくことで、強みがますます強みになって行く。そして生産性も何倍にもなる。

 

自分のストロングポイントは何か、しっかり考えることが何より大事である。

 

 

②不確実な状況でも的確な判断を下せる論理的思考力

 

見えないものを見る力。この力が欠けると、知っていることしかできなくなる。

 

ズルい人は知っている知識を組み合わせて、知らないこともできるようになる努力の方に力を注ぐ。

 

 

③周りへの徹底したレバレッジ

 

少ない労力で大きな力を得ようとしたら、どうしても自分以外の力を借りる必要がある。

 

ズルい人は、自分の弱みをどんどん人に任せる。

 

上手に頼るし、頼られる方が気持ちよくなるような頼り方をする。

 

大事なのは、「長期的かつ対等な関係」でいられる相手とお付き合いをすること。

 

自分の得意技に関しては目先の報酬を考えることなく、どんどん他の人に与え続ける。

 

人に対するレバレッジの成果が出てくるのは、10年、20年後である。

 

人は、他人に与えたものしか、受け取ることができない。