#230 2000年に日本が変われなかった理由とは
日本は、トヨタのような生産は得意である。そして、フランスと同じように長い歴史と文化を持っている。
足りないのは、IT的なソフトウェアのカルチャーだけ。
歴世的背景から、日本は50年くらいに1回、考え方を大きく変えるのが今までの発展において重要な国である。
戦後50年くらいの2000年頃に大きく思考を転換するべきだった。
〜変われなかった理由〜
①大きな社会改革を起こすには、まだ伝統的な日本企業が強すぎた
2000年当時は世界第2位の経済帝国で、米国の半分のGDPがあったのに2010年には中国に逆転され、今では中国のGDPは日本の倍になっている。
米国のGDPは日本の4倍である。
②日本人の意識とものの考え方
日本人の意識が昭和的均質のままであった。
こうした日本の意識を変えるためには、日本という国の成り立ちや、過去50~100年での変化、日本の持っている良さをきちんと理解することである。
日本のように、フランス並みの歴史があって、中国並みの生産設備を持っていて、アメリカ並みの禁輸市場がある国というのはまだチャンスがある。
これから日本風のイノベーションでエコシステムを作るには、日本の強みを活かした形で
「イノベーション✖︎〇〇」という組み合わせ
をしないといけない。
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