#233 中国人のエリート来訪

来日する中国人たちの行動パターンが最近、変わりつつある。

 

東大や京大などへの進学を目指し、日本企業への就職を希望する中国人エリートが増えている。

 

中国人は経済的に豊かになったものの、中国ではまだ手に入らないものがたくさんあり、逆に日本には、中国には存在しないもの、魅力的なものがたくさんある。

 

中国人の中でも、大学を卒業し、一流企業などに勤務する感度の高いエリートたちの間では、もっと深く日本にコミットしようとする新しい動きが静かに始まっているのだ。

 

留学生の2人に1人が中国人である。目指しているのが東京大学京都大学早稲田大学という難関校ばかりで、そこに合格するための進学予備校まで日本に多数存在している。

 

数年前に多く見られたコンビニ、居酒屋でアルバイトをする中国人は減少し、日本を代表する銀行や商社、大手企業に中国人のホワイトカラーが就職している。

 

「医療」「教育」「教授」ビザの取得者も増えており、ありとあらゆる業界、業種に中国人が広がっている。

 

実は、中国企業にはあまり導入されていないきめ細やかな研修制度や、世界各国に張り巡らされた支社・営業所のネットワークなどが日本企業にある。

 

それが中国人にとって魅力となっている。

 

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