#305 かつては敵であった者の方が役に立つ

人の恨みは悪行からだけででなく、しばしば結果として悪を生み、それによって恨みを買うことが少ない。

 

このような場合の善行は、善意によってそれを為したものの、仇になってしか返ってこないものである。

 

君主は、地位獲得当初は敵に見えた者の方が、もともと味方であった者よりも役に立つことが多いことを知っておく必要がある。

 

なぜなら

 

敵と見られていた人々は、その評判を消したいという想いから君主のために精を出すようになるからである。

 

反対に

 

もともと味方と思われていた者は、そうまでする必要を感じないのが普通である。

 

役に立つということであれば、

 

もとからの味方より、かつては敵であった者の方が有益であるという場合が少なくない。

 

このようなことはアニメでも見られる。

 

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