#307 側近に誰を選ぶかは非常に重要である

君主が思慮深いかどうかで、優れた人材が登用されることになったり、無能な側近に囲まれることになったりする。

 

従って

 

側近にどのような人を選ぶかは、君主としての能力を計る格好な材料となるのである。

 

側近に誰を選ぶのかは、君主にとって軽々しく考えて良いことではない。

 

側近が有能であり誠実である場合、それを選んだ君主は賢明といえる。

 

なぜなら

 

人間というものを熟知しており、その人間の能力を活用することを知っているからである。

 

人の上に立つ者が側近の人選について、よほど思慮深くなけれな非常な困難の末にしか逃れないこととなる。

 

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