#309 金で雇った人は、役立たない
金銭で雇うことによって成り立つ傭兵制度は役立たないものである。
なぜなら、この種の兵士たちは掌握できる基盤が、支払われる金以外にないからである。
彼らの忠誠を期待することはできない。
彼らが雇い主のために死までいとわないほど働くと期待する方が甘いのである。
指揮官に心酔し、その下で敵に勇敢に立ち向かうほどの戦闘精神は、自前の兵士にしか期待できない。
いかなる政体を持つ国家であろうとも、国家を維持していこうと望む者は、自国民を武装させ、自国民による軍隊を持たねばならない。
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