#310 戦闘において敵を欺くことは賞賛される
人間生活一般において人を欺す行為は、極めて憎むべきことである。
しかし、戦時では別である。
戦闘状態の中では、策略を巡らせて敵を欺き、それによって勝利を得るのは、正面切ってぶつかっていって勝利を収めるのと同じくらいに、賞賛されて良いことである、
しかし、
欺くことは良いことだとしても、それは、信頼を裏切ることでも結ばれた条約を破ることは一事である。
なぜなら
この種の行為は、たとえそれによって国土は征服できても、名誉までは征服できないからである。
戦時下では、もともと信頼関係にない相手に対しての欺きであるため、賞賛されるべきである。
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