#311 賢い武将は、配下の将兵を止むを得ず闘わざるをえない状態に追い込む

賢い武将は、配下の将兵を止むを得ず闘わざるをえない状態に追い込む。

 

同時に敵に対しては、止むを得ず戦わざるをえない状態になるべく追い込まないような策を講ずるもの。

 

古代の将軍は、人間の意欲というものは、必要に迫られてこそ充分に発揮されるものであることを知っていた。

 

攻撃力をいやがうえに向上させるために、

 

将兵たちが止むを得ず闘うよう、あらゆる策を講じたのである。

 

同時に敵軍には、断崖絶壁に立ったと感じないように、策を講ずることを忘れなかった。

 

閉鎖できる通路でも、わざと敵のために開いたままにしておいたり、味方の兵の退路になれそうな道は、閉鎖させたりしたのである。

 

人は、「恐怖」と「強欲」によって動く生き物であることを熟知していたのである!!

 

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