#098 コンピュータと人間の違い
コンピュータが人間の社会にもたらす変化は、根本的なレベルで人間の生き方と考え方に変革を迫る。
コンピュータは電化製品ではない。
我々の第二の身体であり、脳であり、そして知的処理を行うものである。たんぱく質の遺伝子を持たない集合体の隣人である。
コンピュータになくて人間にあるものは?
それは「モチベーション」である。
コンピュータにはこれがやりたいという動機がない。
目的を与えれば人間には太刀打ちできないスピードと精度でそれを処理するが、それはやりたくてやっているわけではない。
人間社会をどうしたいのか、何を実現したいのかといったモチベーションは、常に人間の側になる。
逆に
何かに対するモチベーションのない人間は、コンピュータに使われる側になる。
コンピュータが得意にしているのは総当たり戦。
与えられた問題の答えやコンテンツのバリエーションを総当りで探して、最適解を見つける。