#316 なぜ古代は秩序が保たれたのか
なぜ古代は秩序が保たれたのか?
理由は、昔は自由人であったが、今では奴隷の生活をするしかないことにある。
自由に生きることのできる国は、社会全体が繁栄を享受できるようになる。
そのような社会では、結婚を避ける傾向もなく、財産を減らす恐れを持たずに子孫を増やすことができるため、人口は健全な増えかたをした。
親たちは、自分の子が自由な社会に生き、それゆえに才能さえあれば、指導者階級に属することも可能だと信じることができたため、子が生まれることをよろ孤児、その子たちの養育にも力を入れることができたのである。
このような国家では、あらゆる分野での富が増え続ける。
人々は、富を増やせば増やすほど、それを享受できる喜びも増すことを知っていたのである。
このような社会では、自由競争の原理が支配的になる、私的な利益と公的な利益の両方共が、ごく自然な形で追求されるようになる。
結果、両方ともの繁栄に繋がるのである。
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