#203 個別化タイプのリーダーシップ

〜個別化タイプのリーダーシップ〜

 

・「個別化」の資質に優れた人は、一人一人が持つユニークな個性に興味を引かれる。

 

この人には、様々な個性を持つ人たちによる生産性の高いチームを作る天賦の才能がある。

 

 

(信頼を築くリーダーシップ)

 

独特な個性を見抜く直感は、皆から信頼される。誰かの印象に尋ねられたときには、できるだけポジティブな面に注目して、その信頼をさらに強化する。

 

・相手の欲求や強み、スタイルに応じて接する。

 

 

(思いやりを示すリーダーシップ)

 

「贈る」という天賦の才能を持っている。自分にぴったりのプレゼントを貰って喜ばない人はいない。小さなサプライズで、人の人生に喜びを与える。

 

 

(安定をもたらすリーダーシップ)

 

この人の観察力は、安定をもたらすのに不可欠である。一人一人の願望や欲求をよく知ることでその人を適切な部署に配属することができる。その結果、誰もが自分の最も得意なことができるようになり、自信を深める結果に繋がる。

 

 

(希望を生み出すリーダーシップ)

 

この人には人のことを本人以上に予見できることがある。一貫した行動パターンに気づく才能を活用して、本人に見えていないものに本人が気づくよう手を貸してあげる。

 

・人は自分に合った環境にいる時に最も高い生産性を発揮する。部下たちが自分の好きなスタイルで働ける方針、自分に合った洋服、オフィスの内装、就業時間を選べる方針、をできるだけ実践する。

 

・この人は、様々なライフスタイルや文化を持つ人たちに適応し、直感的に一人一人に合わせたやりとりをすることができる。

 

 

(このタイプの人を率いるには)

 

・人事会議にはこの人が欠かせない。候補者一人一人の強みと弱点を冷静に判断することができる。また、「個別化」の強みを駆使して適材適所を考えることによって、組織の生産性も向上させてくれる。

 

・「成長促進」や「アレンジ」にも優れているようなら、管理職に適した能力も備えているはず。「指令性」と「社交性」にも優れているようなら、見込み客を常連客にするといったことにおいても才能を発揮する。

 

 

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

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