#208 社交性タイプのリーダーシップ

〜社交性タイプのリーダーシップ〜

 

・「社交性」の資質に優れた人は、知らない人と出会い、自分を好きにさせることに挑戦するのが大好きである。

 

この人は、一歩踏み出して人と心を通わせることに大きな満足を覚える。

 

 

(信頼を築くリーダーシップ)

 

・この人は生まれつき周りの人たちを魅了する人である。信頼が必要になった時に備えて、常に誠実な方法で人を惹きつける。誠実でないと、知り合いができてもこの人の支持者はできない。

 

初対面の人も、この人となら多くの情報を分かち合ってくれるかもしれない。自分が提供した情報が貴重なもので、必要とあらばこの人がそれを守ってくれると相手に感じてもらうことが重要である。

 

 

(思いやりを示すリーダーシップ)

 

行く先々でこの人には友人やファンができる。こうした付き合いを長続きするパートナーシップへと発展させることが重要。相手に特別なつながり、出会った人たちとこの人がすぐに築く関係よりも強いつながりを感じさせる方法を考える。

 

 

(安定をもたらすリーダーシップ)

 

この人のネットワークの広さと深さが周りの人たちと共有する。この人が至る所に顔が利くと分かれば、皆はこの人がいつも最新情報を知っていることを確信するようになる。

 

・外に出て顧客や競合他社の人たちに話しかけたり、コミュニティーに関わったりする。広い提携的なネットワークの中で自分たちの影響力を駆使する。広範な支持基盤は、企業が存続し、拡大していく見込みを確かなものにしてくれる。

 

 

(希望を生み出すリーダーシップ)

 

「社交性」の才能を使って企業を活性化することができる。この人の存在感と意見交換を促す力を認識する。部下たちと会話を始めたり、才能ある人たちを呼び集めるだけで、個人と企業のパフォーマンスを劇的に向上させることができる。

 

 

(このタイプの人を率いるには)

 

・この人は、外部の人が初めて会社と接触する窓口に据えるといい。

 

・出会った人の名前が覚えやすい方法をこの人自身に考えさせ、必要に応じて助言し、できる限り多くの人の名前と、その人たちの個人情報を覚えるという目標を与える。

 

・この人が「共感性」と「親密性」の資質を備えてない限り、顧客との密接な関係を築く職務まで負わせてはいけない。新しい人を出会い、対応し、そして顧客を惹きつける。そこまでがこの人の役割である。

 

 

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

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