#211 慎重さタイプのリーダーシップ

〜慎重さタイプのリーダーシップ〜

 

・「慎重さ」の資質に優れている人は、決断や洗濯をする際、細心の注意を払うことが特徴である。

 

この人は、常に障害に備えており、決して油断しない。

 

 

(信頼を築くリーダーシップ)

 

・繊細な話題に思慮深く接するこの人は、周囲から信頼される。この才能を活かして、デリケートな問題や争いを処理する。

 

この人が物事を正しく行うこと、また、正しいことを行うことに捧げる時間を、周囲は慎重する。決定を下すために時間が必要な時は、それを知らせる。自分たちのことを考えてくれると感謝される。

 

 

(思いやりを示すリーダーシップ)

 

・この人は、一つ一つの人間関係の重要性と価値を理解していて、この責任を受け止めている。人生のだれかを受け入れると決めたら、その関係を丁寧に維持していく。親密さを保つ活動や会話を精力的に行い、一番大切な人たちには心のうちを見せる。

 

この人は、めったに誉めない。それだけに、この人の賞賛は貴重。誰かを誉める時には、それがこの人に確実に認められた証であることがしっかりと伝わるようにする。相手の記憶に長く残る。

 

 

(安定をもたらすリーダーシップ)

 

・無茶な危険を冒さず、慎重に考えてから決断をする。

 

一つ一つの決断を時間をかけてじっくりと考える姿勢は、周囲に感謝される。

 

 

(希望を生み出す)

 

決定を下す前に「じっくり考える」期間を取るようにと言って、皆が無計画に行動を起こさないようにする。この人の慎重さは、人を愚行から遠ざけて、賢明な選択をさせるのに役立つ。

 

・よく知っている話題があれば、リサーチと分析で得た結果を提供する。それが皆にとって正しいことだと思ったら、何かをしてみるように勧め、その裏付けとなる証拠を見せる。

 

 

(このタイプの人を率いるには)

 

・即断が要求されるポジションにこの人を就かせてはいけない。自分だけの裁量で決定を下すことを好まないため。

 

・注意が必要な状況、例えば法的に微妙な問題や安全性を問われる問題、正確を期する問題が持ち上がった時には、この人に主導権を与える。潜んでいるかもしれない危険を直感的に察知し、防御の仕方を教えてくれるはず。

 

・この人は、契約の交渉の場で才能を発揮する。特に、第一線には立たず、後方から支援する立場に置かれると、並外れた手腕を発揮する。

 

・この人には、接客や企業外部の実力のパイプ役、企業に有益な人脈づくりといった仕事には向かない。その種の職種では、感情を表に出す必要があるため、対応しきれない。

 

・この人は「人を見る目」が非常に優れており、人間関係を築く上でその才能を発揮する。

 

 

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

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