#212 信念タイプのリーダーシップ
〜信念タイプのリーダーシップ〜
・「信念」の資質に優れている人は、普遍的な価値を持っている。
・この価値は、この人の人生に明確な意義をもたらす。
(信頼を築くリーダーシップ)
・道徳的な態度は、尊敬と信頼の必要条件である。誠実さは当然のように見込まれる資質。チームの公平を期し、団結を強化するために、許されない言動をはっきりと伝える。それを最初にはっきりとさせておけば、人間関係の悪化や誤解を防ぐことができる。
・「信念」という資質は、道徳や精神というよりも仕事の姿勢に関わる資質である。サーバント・リーダー(奉仕型リーダー)であることの意味を皆に示す。
(思いやりを示すリーダーシップ)
・この人にとって、価値観は非常に意義深いものである。人生で最も意義深いことについて、話し合ってみる。コア・バリューのような大事なことを聞いてあげるだけで、関係を築くことができる。以前から知っている人にしろ、出会ったばかりの人にしろ、その人にとって何が最も重要なことかを知る努力をする。人の生い立ちやライフステージは様々であることを認識し、それを快く受け入れる。人間関係は常に育てることができる。人のいうことに耳を傾ければ、心と心が通じる。
(安定をもたらすリーダーシップ)
・この人の信念のいくつかは絶対的なもの。変わり続ける社会の中でも決して揺らぐことがない。この確固たる基盤は、人間関係、活動、そして職場づくりの土台になりえる。この人と同じように信じているにしろ、いないにしろ、周囲はこの人の考え方を知り、そうした信念が不動のものであると自信を持つことができる。
・情熱はこの人の武器である。フォロワーの目に「何かと戦っているリーダー」ではなく、「何かのために戦っているリーダー」として映るように努める。
(希望を生み出すリーダーシップ)
・この人の仕事の意義と目的は、しばしば方向性を与える。そのため、それについて話し合ってみると、この人の人生の重要性を共有する。
(このタイプの人を率いるには)
・この人の価値観は揺るぎなく、変わることがない。そのため、その価値観と企業の価値観が一致する方法を考えるといい。
・この人は、より多い収入を得る機会の方に重きを置いている。
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
- 作者: トム・ラス,バリー・コンチー,田口俊樹,加藤万里子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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