#238 会社への信用も労働生産性も先進国の中では最低な日本

日本経済で一番の問題は、労働生産性が低いことである。

 

これは先進国7カ国の中でずっと最下位である。

 

日本人は過労死するほど働いているが、一人当たりの労働者が生み出している富(付加価値)は、アメリカの労働者の7割以下しかない。

 

これは、能力がアメリカ人より3割劣っているか、働き方の仕組みが間違っているかである。

 

日本的経営である雇用は、長時間(サービス残業)で働かされても全然儲からず、経営者は部下を能力がないと罵倒し、社員は会社を憎み、国際社会から差別だと批判され、日本人はどんどん不幸になるばかりである。

 

これは知識社会化、グローバル化に適応不全を起こしている。

 

その上、メディアが正社員でなければ人生は終わりだ」と若者に訴え、社畜礼賛の風潮に乗って、正社員の若者にサービス残業をさせて賃金以下で使い倒す「ブラック企業」が大量に出現する。

 

日本的雇用というのは、終身雇用で生活が安定する代償として会社への忠誠が求められるのだ!