#177 加藤ひろゆき 大東亜戦争から学ぶ不動産投資
大東亜戦争から学ぶ不動産投資
①情報は収集するや直ちに審査しなければならない
売理物件情報も数多いが、図面、あるいは図面になる前の情報を冷静に分析しなければならない。
②鉄量を打ち破るものは鉄量のみ
アパート経営に例えると、鉄筋コントロール量か、資本力か。あるいは、立地、レバレッジ、土地の広さなども当てはまる。
③日本軍が孤立無援の中で必死に土地を占領している間に、彼らは空域を占領していた
補給の効かない場所に物件を買ってはいけない。入居者がいない場所で必死にリフォームしてはいけない。
④太平洋で日本が守備隊を配置したのが大小25島、そのうち米軍が上陸して占領した島は、わずか8島にすぎず、残る17島は放ったらかしにされた
収益の上がる物件を重視する。
効率のいいアパート経営を目指す。
⑤米軍のローテーションを組み、最低半年の間隔で栄養状態のいい兵士を送り込んだが、日本軍は、玉砕するまで同じ場所で戦うしかない
物件購入も計画的に、うまくローテーションを組まないと財務がタイトになる。
⑥戦略の失敗を戦術や戦闘でひっくり返すことはできなかった
最初に戦略を立てる。
何のために不動産を買うのか?毎月、いくらあれば満足するのか?どこに買うのか?何が人生の目標か?物件を買って楽しいか?
最初に物件を高額で購入すれば挽回するのは難しい。収益のいい2棟目を買ったほうがいい。
⑦米軍は補給を従事していた
資材を戦場の近くに45日分保持するのを最小基準としていた。戦争初期には90日分を目標にしていた。
巡回できる場所、リフォーム業者、賃貸不動産業者、運転資金などのロジスティックを考える。
新しい場所や遠距離の物件を購入する時、補給が効くのを確認してから購入する。
買い付けを入れるまでには、できる限り自分で現地を調査する。
⑧南部九州は日本軍が作った飛行場が12もあった
米軍上陸の目的は、飛行場と港の関係。
つまり
インフラの確保である。
アパート経営に置き換えると、現代では空港、港、駅、高速道路などの政府が投資している場所は、田舎でも賃貸需要がある。
地形を把握し、航空写真をよく見て、投資する。
⑨敵の仕草を見逃すな
米軍の上陸前には、暗号が飛び交い、空襲して、艦方射撃の後に上陸する。
売り物件、入居、滞納などの「仕草」、つまり兆候が読み取れる場合がある。
これらのことは不動産業界以外でも例えることができる。