#194 運命思考タイプのリーダーシップ
〜運命思考タイプのリーダーシップ〜
・「運命思考」の資質に優れた人は、万物に繋がっていると信じている。
・この人にとって偶然に起こることはほとんどなく、全ての出来事に理由があると考えている。
(信頼を築くリーダーシップ)
・たとえ自分のためにならなくても、他人のために何かをせずにはいられない。自分の価値観に基づいて行動を起こす。
・人間に本来備わっている共通の性質を理解している。それをフルに活用して、世界や異なる文化の人たちの架け橋の役割を果たすといい。
(思いやりを示すリーダーシップ)
・出会った人と共通の基盤をすぐに見つけられる質問を考える。繋がりが見つかったら、日々それを口に出して確認して感謝し、そこから人間関係の基盤を作り始める。
・誰かと共通する分野を見つけたら、共有する信念や活動について尋ねるように心がけ、気にかけていることを相手に示す。
・見つけた繫がりで、全く異なる人たちの人生を進んで結びつける。本人たちですら認識していない絆に気づかせ、親しくなれるようにしてあげる。
(安定をもたらすリーダーシップ)
・人生で変わらないものと変わりやすいものの違いがわかる手助けをする。現在の困難を大局に立って見るように導く。
・人は慣れ親しんでいるものに囲まれていると安心する。皆が安心を求めているときには、変わらないもの、共有しているものを指摘してあげるといい。
(希望を生み出すリーダーシップ)
・様々な出来事や様々な人たちの中で見つかる相互関係が皆にもわかるよう、手助けをする。もっと大きな絵を見せることで世界観を広げてあげる。
・組織の構造によって作られた限界や境界線に気づいても、それを継ぎ目のない流動的なものとして扱う。その「運命思考」の才能を利用して、業界や職務、組織内または組織間の階層的な部門で共有できる知識を阻む壁を壊す。様々なグループが共有する目標に一緒に取り組む雰囲気作りに励む。
・才能、行動、使命、そしてもっと大きなグループまたは組織の成功に結びつく繋がりが皆にもわかるように、手を貸す。自分たちがしていることや感じていることがもっと大きな存在の一部であると信じられれば、誰しも達成への意欲が高まる。
(このタイプの人を率いるには)
・この人は精神性を重んじる傾向があり、それが強い信念になっている。それはどんな信念なのかを知る。
・この人は進んで組織内での自分の使命について考え、その使命を推進しようとする人である。組織、すなわち「個」より大きな存在の一員であることに満足を覚え、発言や目標が及ぼす影響に進んで貢献してくれる。
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
- 作者: トム・ラス,バリー・コンチー,田口俊樹,加藤万里子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/03/23
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