#214 成長促進タイプのリーダーシップ
〜成長促進タイプのリーダーシップ〜
・「成長促進」の資質に優れている人は、ほかの人たちが持つ潜在的な可能性を見抜いて、伸ばす。
・この人は、成長の小さな兆候にいち早く気づき、それによって満足を覚える。
(信頼を築くリーダーシップ)
・人の力になるのは、この人の性格であり、信頼の糸口。自分の隠れた可能性に気づくよう皆を助け、一緒にそれを伸ばしてあげる。人間関係が深まる上にこの人自身、人の成長を見る喜びが得られる。
(思いやりを示すリーダーシップ)
・人の成長を見ることがこの人の心からの喜びである。人に注目するという天性の才能は、この人が育てる人たちへの贈り物。応援して、信じていることを知らせる。この人の優しい思いやりに心を動かされて、相手は正面から受け入れてくれる。そして、快くサポートを申し出してくれたことを決して忘れない。
・この人を大好きな人は誰か、誰のことが大好きか、教え導くだけではなく、大好きになれるほど親しくなる。この人の感情を伝える。そうすれば、この人の影響は永遠に続く。
(安定をもたらすリーダーシップ)
・人の成長を助ける時には、まず、気づいた進歩を認める。それがその人の自信と安心の基盤となる。
・他の人たちが快適な場所から踏み出せるように力を貸し、何度も挑戦しては失敗できる安全地帯を提供する。
・自分に才能を深く掘り下げてその真価を問うよう励ます。失敗しても、この人がいてくれるおかげでショックを和らげることができる。
(希望を生み出すリーダーシップ)
・「今まで一番力を尽くしたことは?」「どれくらいできたと思う?」「どんなことを夢見ている?」「何でも自由にできるとしたら、何がしたい?」」など想像力を働かせる質問を発して、意欲を掻き立てさせる。
(このタイプの人を率いるには)
・この人には、従業員の成長に貢献できるポジションを与えるといい。
・この人は、管理職やチームリーダーやマネジャーの候補生となる可能性がある。すでに管理職を就いているようなら、将来責任あるポストに就く可能性のある従業員をこの人の組織に送り込む。この人はその新たな部下を正しく指導して、強力な戦力に育て上げてくれるはず。
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
- 作者: トム・ラス,バリー・コンチー,田口俊樹,加藤万里子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/03/23
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