#112 ニュータイプの人間とは
20世紀の後半から21世紀の初頭にかけて、従順で論理的で勤勉で責任感の強い人材が高く評価されてきた。
しかし、これらの人材は「オールドタイプ」として急速に価値を失っていく。
今後は、
自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材である「ニュータイプ」の人材が大きな価値を生み出していく。
〜オールドタイプの特徴〜
・正解を探す
・予想する
・KPIで管理する
・生産性を上げる
・ルールに従う
・1つの組織の留まる
・綿密に計画し実行する
・奪い、独占する
・経験に頼る
〜ニュータイプの特徴〜
・問題を探す
・構想する
・意味を与える
・遊びを盛り込む
・自らの道徳観に従う
・組織間を超越する
・とりあえず試す
・与え、共有する
・学習能力に頼る
20世紀の半ばから後半にかけては、問題解決能力が極めて高く評価されてきた。
この時期は、市場に多くの「不満・不便・不安」という問題を解決したいというニーズが存在していたから。
そのため、これらのニーズを解消できる組織や個人が高く評価をされ、報酬を得ることができた。
しかし
物質的なニーズや不満が解消されてしまうと、問題を解決する能力があったとしても、問題がなければ価値を創出できない。
人類は、20世紀の後半までずっと、問題が過剰で解決策が希少という時代を生きてきた。
学校教育をはじめとした人材育成の基本的な目的は、問題解決能力の向上に置かれている。
これからの時代は、問題を自分で発見する能力が必要になってくる。