2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
〜戦いには4つの力が作用する〜 ①相手の不意をつく、裏をかくといった情報や認識・判断ベースの力 ②地の利や疲労、空腹などの環境・肉体ベースの力 ③勢いや士気に代表させる感情・精神力ベースの力 ④兵員や物量の数や強さ、組織化の度合いに代表される物量・…
先手を取ることが、主導権に結び付けられる場合、極めて勝負は有利に進められる。 相手が予想していなかったり、油断していたところに飛び込むと、敵は慌てふためいて、その対応に追われる。 領土内で慌てふためいて、次にどこに出没するかわからない形で暴…
〜優れたチームに共通する4つの条件〜 ①実行力 実行力に該当する資質が際立っているリーダーは、物事を成し遂げる方法というものを知っている。 何かを解決する必要がある時、根気強く努力してやり遂げてくれるのがこの人たちである。 何かを実現する力のあ…
コンピュータが人間の社会にもたらす変化は、根本的なレベルで人間の生き方と考え方に変革を迫る。 コンピュータは電化製品ではない。 我々の第二の身体であり、脳であり、そして知的処理を行うものである。たんぱく質の遺伝子を持たない集合体の隣人である…
大抵の場合、私たちが「現実」だと考えるものが「現実」になる。 人間の脳には、何であれ自分が現実だと思っているものだけを見て、それ以外の現実は視野に入れないようにする能力がある。 私たちが努力すれば手に入れられるもののうち、一番大事なものは自…
〜ベンチャーがやらかしがちな失敗〜 1.設立時の発行株式数が少なすぎる 2.創業者側の発行株式数が少なすぎる 3.初期の段階で第三者に株式を割り当て過ぎてしまう 4.最初の資金調達の際に条件交渉をしっかりしない 5.ストックオプションの発行でミスる 6.議…
ハンニバルがローマ軍を圧倒できたのは、新兵器を持っていたからではない。 具体的に言えば騎兵隊の活用であった。 古来から戦争では歩兵は歩兵同士、騎兵は騎兵同士で戦うのが基本だった。 つまり 陸上の戦闘では兵士の数が多いほうが圧倒的に有利とされた…
どんなことでも気づきが大切である。 何かに気づくということは、そこで思考が行われているということ。 企画に入り口は気づきから始める。ネタは日常に落ちていて、それをどれだけ拾えるか、拾えるかどうかは気づきにかかっている。 気づきを得るには「初め…
成果の絶対量だけを評価する組織では、「より長い時間、働ける人」ばかりを求める。 組織力の向上のために寮から質への意識転換を進めるのと同じくらい重要なのが トップパフォーマーの成長ポテンシャルを最大限に引き出すことである 伸び代の大きな層にフォ…
〜企業の神話 ビジョナリーカンパニー〜 ○素晴らしい会社を始めるには、素晴らしいアイデアが必要である 現実は 具体的なアイデアを全く持たずに設立したものもあり、スタートでつまづいたものも少なくない 設立当初から成功を収めた企業の比率は、比較対象…
「剣なき契約はただの言葉にすぎず、身を守ってくれる力は全くない」 ルールを破った時のペナルティがなければ、ルールなんかに意味はない。 この問題を解決するためには、法を犯した人を罰するだけの権力を持つ権威を中央に置く必要がある。 社会を構成する…
傭兵は無統制で行儀が悪く、野心に満ち、忠実ではない。 仲間同士の争いでは勇敢であるが、敵に対しては臆病である。 人に対しては信義を守らない。 従って 傭兵に依存する君主の安全なのは、敵が攻めて来ない間だけである。 傭兵が役に立たないのは、給料の…
ローマには、2人の名将がいた。 マンリウスとワレリウスである。 2人は人物も戦績も同じように優れていたが、統率方法は全然違っていたのである。 マンリウスは厳格で、厳しい統率をしており、「マンリウス式統率」と言われていたほど。 ワレリウスは温情で…
国の強弱はお金の動きでわかる。 ローマと境を接した国々の君主たちは、ローマとの友好関係を維持するために、争って貢納したのである。 フィレンツェは周囲の国全部に金品を与えていた。 ローマは強国であったから友好関係を売り、フィレンツェは、強そうに…
権力を握ろうと野望を抱いた者が、その野望の邪魔になる有力者を排除しようとする場合にはよく中傷という手口を用いる。 「公金を使い込んだ」「買収されてわざと戦いに負けた」などという悪評を流して民衆を背かせ、失脚させる方法である。 中傷は告発する…
国家でも宗教でも、革新運動の起きないものは永続しない。 革新とは、浄化して本来の姿に戻すことである。 君主国、共和国、宗派などは、創設期において、何らかの長所を発揮して興り、その後に新しい要素を吸収しつつ発展していく。 しかし その中には栄養…
檻の中で飼いならされた猛獣は、急に野原に放たれても、餌を漁ることも、身を守ることもできない。 人間のこれと同じである。 他人に支配されることに慣れてきた人民は、自由の身になったとしても、攻めることも守ることもできず、その自由を維持することは…
一般に、平民は開放を熱望して過望を抱く。 それに対して、貴族はただ支配欲に駆られて争い、互いに勝てないと見れば、それぞれ特定の人物を担ぎ出して主張を通そうとする。 ところが平民に頼まれたこの種の人物は、平民の力を利用して貴族を倒し、平民を弾…
私たちは、何となく良くない感じを頼りに生きている。 「人を殺すことはいけない」と考えるが、その理由を合理的に説明できる人はほとんどいない。 なぜ人を殺すことは良くないと考えるかは、 「自分がそうされると嫌だから」 ということに基づいている。 自…
旧石器時代の打製石器はイノベーションであった。 打製石器に続いて、人類が生み出した次の巨大なイノベーションが農耕である。 農耕が人類に与えた最大の変化は、食糧を求めて少人数で広大な大陸を移動する狩猟最終生活から、土地に縛り付けられた人口密度…
〜女性が起業するメリット〜 ①女性自身が消費のプロフェッショナルであるため、世の中のニーズを身をもって知っている ②女性の特性である、きめ細やかさ、優しさがサービスに反映される ③本能的に母性があるので、人材育成などに対して本能的にできる ④堅実…
人間には2種類しかいない。 ここまでやったからといって諦める人と、何が何でもあらゆる手段を考えて達成する人 そもそも人間にはそれほど能力の差はない。 しかし 意識の差は100倍も200倍もある。 成功する人は、最初から成功する能力を持っているのではな…
起業して成功するなら今の環境をまず土台にするべき。 今の環境の中で最大限に認められるような人間になることが大切。 周りの人に認められるように頑張ること、そして認めさせるような実績を作る。 起業をした時、最初の1年間は会社としての知名度がない。…
人は自覚的に上を目指していかないと、充足感のある人生を生きていくことはできない。 今のままじゃダメだと願う野心は、自分が成長していくための原動力となる。 そのためには野心に見合った努力が必要になる。 野心は前輪、努力は後輪。前に進むためには両…
クリエイティブな能力を磨くには、リソースフルな人になること。 リソースフルな人とは 「発想するためのいろいろな経験値の多さ、引き出しの多い人」 のことである。 クリエイティブな能力とは、 「既存のものの組み合わせ」により、面白いものが発想できる…
成果を出す人と、そうでない人。両者の間の大きな差は、 「何かの実現のために本当に集中しているかどうか」 である。 つまりコンセプトが大切である。 コンセプトとは、自分が実現したいことの包括的なイメージのことである。 良いコンセプトとは、チャレン…
経済学には、限界効用逓減の法則というものがある。 限界効用とは、その時、その時に感じる満足感のことである。 逓減とは、だんだん減っていくという意味である。つまり、満足感はだんだん減っていく。 同じ満足感を得るためには、もっとお金が必要になる。…
日本軍の戦略オプションは米軍に比べて相対的に狭くなる傾向にあった。 緒戦の決戦で一気に勝利を収める奇襲戦法は、日本軍の好む戦闘パターンであった。 戦略概念は極めて狭義であり、むしろ先制と集中攻撃を具体化した小手先戦術に優れていたのである。 猛…
精神主義は2つの点で日本軍の組織的な学習を妨げることになった ①敵戦力の過小評価 相手の装備が優勢であることを認めても、精神力においては相手は劣勢であるとの評価が下されていた。 敵にも同じような精神力があることを忘れていたのだ。 ②自己の戦力の過…
指導者において求められる資質は5つある。 それは ①知力 ②説得力 ③肉体上の耐久力 ④自己制御の能力 ⑤持続する意志 ○アレクサンダーの例 彼は言葉よりも行動の人であった。危険な地域には自ら率先して戦う。 行動は大事であるが、やはり大勢の人間までを動か…